子ども入院と新生児特定治療室
産まれてからそれほど経過していない子どもが入院する際には、医師や看護師が24時間治療などの対応が行える、NICUと名付けられている新生児特定治療室に割り当てられます。
産まれた赤ちゃんが36週未満でさらに2500グラム以下の体重しかないときには、早産のため、体の発育が同じ年齢の赤ちゃんより劣ってしまいます。
そういうわけで、すぐに病気にかかってしまったり、色々な種類の合併症に見舞われることも考えられますから、NICUで入院生活を送ることになります。
黄疸は生まれたばかりの子どものほとんどに見られ、血液の物質であるビリルビンによって発症します。
発症した子どもの黄疸の数値が定められた基準値を著しく上回った際には、入院しなければならず、光線療法の処置を行うことになります。
また、重い病気にかかっていると判断されたのであれば、症状の重さによっては手術を行うこともあります。
子どもがNICUに入ったら、母親の退院後はしばらくの間子どもだけで入院をすることになり、母親は毎日病院に行って育児をすることになります。
かたとも離れず見守ることはできないので、搾乳して赤ちゃんに届けることで、退院しても変わらず母乳育児に取り組めます。
1歳までというのは母乳による免疫などで病気にかかりにくいと言われていますが、それでも病気になった場合は一段と症状が酷くなる恐れがあり、最終的に入院が必要となることもあります。
肺炎や髄膜炎というのは通常の風邪と見極めるのが困難なので、一層用心するようにしましょう。
また気管支炎になってしまうと、誕生間もなければ間もないほど酷くなり、入院と診断される子どももたくさんいるようです。
新生児以降の入院は、症状によって異なりますが、母親の付き添いが絶対となる機会が多くなるはずです。